禾乃登 こくものすなわちみのる 20230901

運動会が近くなるとキーさんはランニングを始める。

朝起きて、近くにある大きな公園のまわりを走った。

走ることで呼吸も大きくなる。

運動も祈りよね。キーさん一緒に頑張りましょう。

帰って朝ごはん。子供はパンケーキにブルーベリージャム。私はカレーチャーハンと生野菜。食後にコーヒー。

昼ごはんはご飯の上にオクラのお味噌汁をかけてトマトを載せたもの。オクラとトマトのリゾットが美味しかったからどうかなと思って作ってみたけど美味しかった。

いつかのっぽのヤシの木になるために
そのヤシのみが地べたに落ちる
その地ひびきでミミズがとびだす
そのミミズをヘビがのむ
そのヘビをワニがのむ
そのワニを川がのむ
その川の岸ののっぽのヤシの木の中を
昇っていくのは
今まで土の中でうたっていた清水
その清水は昇って昇って昇りつめて
ヤシのみの中で眠る

その眠りが夢でいっぱいになると
いつかのっぽのヤシの木になるために
そのヤシのみが地べたに落ちる
その地ひびきでミミズがとびだす
そのミミズをヘビがのむ
そのヘビをワニがのむ
そのワニを川がのむ
その川の岸に
まだ人がやって来なかったころの
はるなつあきふゆ はるなつあきふゆの
ながいみじかい せんねんまんねん

子供の授業参観で出会った詩。
先生は作者と題名をあえて伏せて、生徒と共に詩の内容をかみ砕き、考察しながら題名を明らかにしていく。
私も詩の世界に引き込まれて、小学6年生の生徒達と一緒に題名を解き明かす授業を楽しんだ。

学ぶことによって、知って、気づいて、実行して、理解に至るまでの川のような流れが、自分自身の中にあらわれる。
知っているだけという無知が引き起こす傲慢さに、いつも振り回される私。
それは自分自身の中に流れているせんねんまんねんをいとも簡単に壊していく‥
作るプロセスは大変な労力なのに壊すのは一瞬。
ユニバースって本当に不思議。

夕ごはんは鳥のつくね、きゅうりの浅漬け、切り干し大根としめじの梅和え。

食後に友人が参加しているイベントへ。

20年ぶりに会った人に顔も名前も覚えてもらっていた。

もちろん嬉しいのだけど、複雑な気持ちもある。

あんまり変わってないのかなって。

THANK YOU
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