現実的に今の自分が果たさなければならないことに追われてトトさんとおしゃべりする時間がどこかに行ってしまった。
どんな時も、何か行動に移す時もまずは自分自身に戻りたい。
でも、お母さんとして家の仕事をしたり、お父さんとして外の仕事をしたりするうちに自分を見失っていく。
お母さんでもお父さんでもなく、私はわたしなのにね。
久しぶりに内省する生活。
自分自身とのおしゃべり。
心の中に湧き上がる感情や記憶を整理整頓していく。
自分の心が誰にも見えないからと言って、ほったらかしにしておくと感情や記憶は腐敗してその存在感を際立たせる。
強い匂いを放ったり、時には周りの必要なものまで一緒に腐らせたりしてわたしにストップを掛ける。
台所と一緒よね‥
必要なもの不必要なものに分けて、使えるもので不必要なものは手放して、必要なものはそれぞれの居場所にきちんと戻す。
腐っているものはコンポストへ還し、傷んでいるものは使える部分だけを手早く調理して、消化する。
誰も見てない、地味で面倒臭い仕事だけど、こうやって常に自分を片付けていかないとあっという間に感情と記憶によって自分がどこにいるのかすら分からなくなる。
分からないだけならまだしも、周りの人やものまで腐らせるようなことはしたくない。
久しぶりにたくさん自分とおしゃべりした。
今日は七夕。
機織りが上手な織姫さんと働き者の牛飼いである彦星さんが、恋に夢中になって仕事を疎かにしてしまい、それを見た神様の怒りに触れて二人を天の川の両端に引き離してしまったそう。
おしゃべりした後はきちんと働かないとね。