今回のTOTOCOFFEEには、MORIという木のオブジェを協働して頂いたアイラブ作業所の方達も参加してくれます。(11時過ぎから14時30分までの間)
作業所の方達にはカット後のウッドピースに、やすりがけやペイントなどをお願いしているのですが、今回はTOTOCOFFEEに場所を移して彼らの製作風景を見せていただくことになりました。
動画に写っていらっしゃるのはアイラブ作業所の三浦さん。
淡々としたリズムで楽しそうに筆や紙やすりを手にしてMORIを作っていただいています。
彼らは聴覚がなかったり、聞こえづらかったりするので、手話でコミュニケーションが行われています。
時々、一緒に仕事をすることがあるのですが、言葉を介さない彼らのコミュニケーションは沢山の身体的なアプローチに溢れています。
手話で会話をするので、必然的に相手と向き合う形で対話がはじまります。
私は手話が出来ないので皆さんは言いたいことがあるとそばへきて、肩を叩いたり、手を握ったりして私を呼んでくれます。
そして、私に辛抱強く話しかけてくれます。
言葉がコミュニケーションにおける便利な道具であることは間違いないのですが、アイラブ作業所の方々とのフィジカルなコミュニケーションをしていると、言葉では伝えきれないものが沢山あるのだと気付かされます。
今、読んで頂いているこの文章も然り。
言葉が伝えられることって、一体どの程度なんだろうって思わされます。
TOTOCOFFEEの開かれる2日間ともアイラブ作業所の方達は来てくれます。
木を削ったり、お昼ご飯を食べたりしながら、皆さんとお会いできることを心から楽しみにされているようです。
手話のできるスタッフの方々もいらしてくれるので、気兼ねなくお越しいただけたらと思います。