山の中へ小さな旅。
あふれる山の緑と野の花達、カエルのうた、鮮烈な水と空気、薪の燃えるにおい。
息をするたびに感謝したくなる。この感覚を常に携えていたいのに、普段の生活を送っていると窓が曇っていくように忘れていく。
朝ごはんはお茶漬け、きゃらぶき、カブ葉の浅漬け。山のおじいとおばあに山のめぐみをどっさり手渡された。
自然と人間をつないでくれる人々。彼らのように私もなりたい。
うどやタラの芽がどこに生えているかなんて、さっぱり分からないのだけど。
子供達がハムスターを飼いたいというので、ペットショップへついていった。
大福が亡くなってちょうど一年。みんなの気持ちも落ち着いてきたんだろうか。
昼ごはんはおむすび、ワカメのお味噌汁、きゅうりをハムで巻いたもの。
家の中が片付かない。やりたいことは色々あるけれど家の中の掃除。
カタツムリのつんつんの家を掃除していたら干からびた卵が出てきた‥
反省。気づいてあげられなかった。
きっと、私自身に対しても同じように気づいてあげられなかったことが沢山あるんだろうな。
山椒の若葉はちりめんじゃこと一緒に醤油とお酒で炊いたり、うどやタラの芽はちくわやさつまいもと天ぷらにした。
手間と時間はかかるけど、そこには今が生まれる。
台所はユニバースなのだと改めて気付いた日。