くねくねした暗い山道。車を降りて歩いていた。
胸騒ぎがして車に戻ってみると、車は海に沈みかけていた。
車の中から弟の助けてという声が聞こえる。間一髪、バックドアを開けると弟が飛び出してきて夢は破れた。
怖い夢だったけど、不安な気持ちやザワザワするようなこともなく、すっと目覚めた。
めぐさんが休みだったので、外で軽い朝ごはん。
小さいサラダ、パンが二切れ、コーヒー。
めぐさんがお腹いっぱいだと言ってパンを一切れくれた。雑穀やオレンジピールが入ったパンを一生懸命噛んでいたら、お腹いっぱいになったらしい。
老夫婦みたいなやり取り。まあ、間も無くなんだけど。
今日はキコさんとマルちゃんが帰ってくる日。寂しいとか待ち遠しかったということよりも、気合を入れなければという気持ちしか湧いてこない。お母さんのスイッチを入れなきゃだわ。
四時間バスに揺られて、二人とも無事に帰ってきた。
目を離せる歳ではないのだけど、ちょっとずつ手を離していっている。怖くて目を離すことなんて出来ないけど、目の届く範囲で冒険をさせて、少しずつ私たちの信頼関係は深まっているような気がしている。
昼ごはんは卵とたくあんのチャーハンにわかめスープ。
午後もひたすら手を動かしながら仕事。
マルちゃんがお土産にくれた団子をコーヒーと一緒に頂く。暖かくなってくるとブラックコーヒーが飲みたくなるな。
夕ごはんはまきまき。もやしのナムル、ブロッコリーの胡麻和え、わかめと卵のスープ。
マルちゃんを寝かしつけるために耳かきをする。
布団に寝っ転がって、キコさんと二人。「家がやっぱり良いよね」って言い合っている。
こちらも、ようやくスイッチ入りましたよ。