家の中に使っていないまま、ほったらかしにされているものがあると落ち着かなくなる。滞りたくないので、気づいたら何よりも優先してコミュニケーション。
今日はほうれん草が大量にあるあったので、茹でてストックしておくことにした。
ちょっとクタクタかなって思うくらい茹でると、ビロードのような舌触りになり、甘みも強く感じられる。
母が遊びにきたので、お昼はテイクアウトのお寿司、ネギと生姜と卵のスープ、ほうれん草のおひたし。
母がほうれん草を気に入った様子だったので、茹でたものをお裾分けした。なかなかやるな、私。
彼女と会うと、話は大抵家の中の断捨離とリフォームのことになる。今日は1日かけて3冊のアルバムを整理したことを話してくれた。
世代の違いもあって、彼女は圧倒的にモノを捨てることが出来ない。
自分が(あるいは相手が)必要としていない人やモノたちとのコミュニケーションは至難の業。しかし、腹を割っておしゃべりしたらかけがえのない存在となる可能性も秘めている。
90年代に購入したコムデギャルソンの服を着ていた彼女。何もかも古ぼけてきているけど、彼女の背後にある意志やスタイルを感じられる。
新しい服を揃えれば、新しいエネルギーが入ってきて運気アップするというけれど、そんな安易に自分の運命を転がせるものだろうかと思う。
夕ごはんは春キャベツと豚肉を塩麹で炒めたものと、お昼のスープの残り。
私の好きに寄り添うことって大変なことだけど、その好きは時間を経ることによって私を表現する最良のパートナーになることもある。
でも、春になると新しい何かを求めたくなってしまうのよね。