生きとし生けるもの全てに、与えられた役割がある。
そして、その役割を果たすために、運命という舞台で様々なコミュニケーションを繰り広げていく。
しかし、人間が主体の運命という舞台の上では常にマジョリティが主役で、マイノリティが与えられる役は台詞すら与えられていない。
存在しているのか、していないのかすら観客は気付いていないのかもしれない。
大人になるにつれて、人は数字に縛られていく。
特に、社会人になると人間の商品価値=お金とみなされていく。
世の中には使いきれないほどのお金を生み出す人間もいれば、私のような主夫や主婦のように、全くお金を生み出さない仕事をする人間もいる。
お金を稼ぎ、所有している人間が尊ばれ、お金を持たない人間は蔑まされる。
お金で幸せは買えないが、お金がないと生きていくことすら困難なこの世の中。
人それぞれの役割、そして価値とは一体何なのだろうか?
それぞれのアイデンティティーを活かし、一人ひとりが尊厳をもって生きていくための役割、そして価値を与えられるようにする為に、私は何をするべきだろうか。
修理を終えたスーツケースと共に、仕事の打ち合わせ。
最近、重たい荷物を抱えて歩くのが堪えるようになった。年季の入ったスーツケースだけど私の仕事の良き相棒になってくれそう。
お昼はオムライスを入れたお弁当。朝と同じだったけどタオさんもマルちゃんも喜んで食べてくれた。
ちなみに、タオさんはオムライスは2回連続までならOK。マルちゃんは一週間連続でも大丈夫だそう。
一週間オムライス。是非今度、試してみたいな。
夕ごはんはカレードリア、きんぴらごぼう、キャベツのサラダ、卵スープ。
残ったカレーに炊き立てのご飯を混ぜ合わせ、チーズや卵を載せてオーブンで焼く。
どんな物や人であっても、きちんと向き合い、手を差し伸べることできちんと役割を果たすことが出来る。その為に必要な時間を、いつも忘れずに持っておきたい。
私も与えられた役割を、きちんと果たさないとね。